いつか、青空。

封じても時折ヲタ臭を漂わせる引き篭もりと、それに付き合わされる可愛そうな子たちのお話。

 正式な挨拶ははめましてボクのナマエは……ボクのナマエってなんだろう。いっつもフシギに思うんだ。
 ボクのナマエは飼い主とは名ばかりのあの女がつけたんだけど、あの女ったらまともに呼んだことがないんだよね。原型のないナマエらしきものとか、「白と黒の」とか、「ちんまいの」とか、「けもっこ」とか。
 まぁ、カワイソウな頭の持ち主だからしかたがないんだけどね。

 ちなみにボクは頭がイイから、あの女のじょうたいがケンボウショウっていうんだって知ってるんだけどね。 



 はじめまして!
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「余計なお世話だよ。毛むくじゃら」



 で、なんでいつもはあの女が書いているこのぶろぐにボクがわざわざ登場したかっていうと、ボクが怒っているからだっ!
 ハル先輩のところで、先輩がひきこもりになってるんだって知って、あの女がボクにもんくをいうんだ。

「ほら、飼い主ってふられると悲しいのよ〜」

 いやみったらしくいってくる。ボクがあの女から逃げて、ケージにはいるのが気にくわないらしい。しかも、いうにことかいて捨てられたとかヒガイシャぶっている。(テイシュツショウコ
 だいたい、ボクや先輩以上にひきこもりのくせに、うるさい女だ。しかもボクがケージにはいるのはあの女のセイなんだっ!ジゴウジトクだろうっ!!





 ボクはスウコウなるイヌ族だから、ゲセンなヒト族になんてさわられたくない。
 なのに、あの女はさわろうとしてくる。ヒト族のなかでもとくにカトウなあの女の手なんてまっぴらだ。だからヒョイってよけてやる。
 すると手を止めてからボクをみて、

「ねぇねぇ」

ってオモムロにおじにいちゃんをよびつけるんだ。
 おじにいちゃんはあの女のオトウトで、同じケットウだからあの女と同じれべるの低いヒト族だけど、あの女のオトウトってだけでカワイソウだから、ボクは少しだけドウジョウしている。
 でね、おじにいちゃんはあの女のイイナリだから、すぐにやってきて、あの女の話をきく。

「みてみて、ATフィールド、ATフィールド!

 ……止めていた手をボクにだして、よけるボクをそういって笑っている。サイコウにコンジョウのわるい笑顔だ。きもちわるい。

「凄いですね〜。弾きます。寄せ付けません。流石、ATフィールド!」

 そういってなんども手をだしてくる。
 ボクはモチロンよける。でもガクシュウしないあの女は同じことをいって、手をだしてくるんだ。
 まぁ、よけるボクをたのしんでいるみたいだから、カゲンしてさわってはこないんだけど。

「ふふふ、甘いっ!ATフィールドはATフィールドで中和できるのだ!!」

 !?
 ボクとしたことがさわられた。あの、ショウワルな女に!!
 ……ユダンしていたんだ。これ以上のしょっくなんてない。

 なのに、あの女はクウキをよまずにやってくる。

「ほほほ、最後の使徒がヒトなのは常識よっ!ネルフのみなさんっ!」

 ボクはいつから【ネルフのみなさん】ってナマエになったんだっ!【カモメのみなさん】みたいじゃないかっ!
 ケッソウをかえて追ってくるから、カシコイ上品なボクは逃げるほかない。

 使徒ってヤツは、うにゃうにゃのくちゅくちゅだったり、かったいヒシガタだったりするけど、ソウジテきもちのわるいカイブツのことだ。まさに、ボクはカイブツにおわれている。
 ボクがドウジョウしてやったおじにいちゃんも、ゲラゲラ笑うだけだ。ヤツもショセンはヒト族。カイブツの仲間だったってことだ。
 ボクが頼れるのはボクしかいない。逃げ込め、ケージに!いきのびるんだっ!!

「っち、地下に逃げよったか……」

 サイワイ逃げるすぴーどはボクの方が早いから、ケージに逃げ込むことにはセイコウする。





「いやいや、姉ちゃん、ラミエルの前では歯が立たない防御壁だし、ゼルエルじゃ一瞬じゃん。つか、ゼーレの前じゃ朝飯前だよ。奇襲だぜ、奇襲」
「あ、じゃあ、精神世界とかにしとく?」
「ま、無難じゃん」
「じゃぁ、改めて。もどっておいでーシンジー」

 ……こんなんで、逃げないでボクにどうしろっていうんだ。このイエでいきていくタメには、逃げるのもトウゼンだろう!逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだなんて思うワケないだろう!
 呼んだってでていくものかっ!ボクは【シンジ】じゃないっ!!


「無理無理、今ヤツは一生懸命ATフィールド再構築中。ほっといてやれって姉ちゃん」


 やっぱちょっとだけおじにいちゃんはイイヤツ。


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